私たちは、子どものうちに身につけて欲しい能力として、『考える力』を第一にあげております。なぜなら『考える力』は、あらゆる学びに必要とされる根源的な力と言えるからです。子どもたちが、主体的に『考える力』を身につけていくには、体験的要素を盛り込んだ学習が必要です。小・中学校教育における理科・科学の「実験・実習・観察」こそが『考える力』を習得できる大変重要な科目だったのです。近年それが「ゆとり教育」の名の下に授業時間が大幅に削減され、単なる暗記科目へと変貌していく傾向にあるようにおもわれます。
 そこで私たちは、この『理科実験』に重きを置いた新しい理科教育の創造を通じて、子どもたちの理科・科学に対する興味と関心を喚起し、次世代の科学技術を担う人材育成を実践していきます。
 

 日本の小中学生の基礎学力は低下が進んでおり、特に小学生の理科離れの傾向はますます顕著になっています。
 科学は産業の基礎となり、環境破壊等の様々な問題に対して、問題解決の足がかりとなるものです。
 理科離れが起こっているのは、詰め込み型の授業が中心で子どもたちが科学に興味を持つような内容のカリキュラムが組まれていないことが原因であると考えられます。今ここで座学偏重を改めて、小学生に「理科実験」を通じて科学教育への興味の目を開かせるとともに、科学教育の重要性を広く社会に伝える必要があります。
 そこで私たちは、「特定非営利活動法人日本ジュニアサイエンス研究所」を設立し、理科実験カリキュラム等の研究開発や理科実験講座等の活動を通じて、新しい理科教育を創造し、子どもたちの科学に対する興味と関心を喚起したいと思います。
 そして次世代の科学技術を担う人材を育て、科学技術の振興に寄与していきたいと考えます。

日本ジュニアサイエンス研究所
理事長 浮舟 邦彦